「想い」で前例を打ち破った雄飛祭

My memories at Dokkyo

初の体育館コンサート

獨協大学入学後は、自分から様々なことにチャレンジしていきたいと考え、雄飛祭実行委員会に入った。 当時の学園祭ではアーティストを招いたコンサートがどの大学でもあったが、場所や予算の問題はどこの大学も似たようなものだった。どうせやるなら、もっと人気アーティストを呼んで、みんなに喜んでほしい。それまでの雄飛祭では、講堂をコンサート会場として使っていた。収容人数は200人程度で、人気アーティ ストのコンサートを開催するには手狭だった。体育館を借りるしかないと決意。委員会内で相談すると「それは無理だ」と反対にあった。理由は毎年講堂で行っているし、体育館で行うなど前例がないからとあいまいな理由だった。どうにか実現の道はないかと思い、企画書を作成して、大学側と交渉を始めた。藤代さんの「雄飛祭を成功させたい」という想いが大学職員の心を動かし、体育館の使用許可を得ることができた。その後、当時人気があった「NOBODY」を呼ぶ交渉に成功。
できない理由は、意外とあいまいなものであるということと、“想いで人は動かせる” ということを知る良い経験となった。


My story

藤代さんの歩み

高校野球:千葉県大会ベスト8

小学時代から始めた野球を高校卒業まで続ける。足が自慢の外野手だった。高校時代は本気で甲子園を目指したが、惜しくもベスト8で敗退。プロ選手への道を断念し、大学に進学。

在学中:雄飛祭実行委員会と梶山ゼミで学ぶ

梶山ゼミでは実社会で役立つ実践的な指導を受けた。当時では珍しいワープロを使ってのレポート提出が課された。手書きのレポートと違い、ワープロであれば書いた文章の構成をすぐに修正できる。またダラダラと書くことがなく、レポートの骨格を意識することができた。これが後の企画書作成に大いに役に立った。デジタルが当たり前になる時代を見据えた梶山先生の教えだった。

卒業後:リクルートグループに入社

約4,000社の企業を担当。そこで培った「成功する企業」のノウハウを活かし起業。

起業:親子カフェ「スキップキッズ」

幼児虐待や子供をとりまく問題が多い中、子どもの笑顔のためには、母親が心身ともに健全でなければという想いに駆られた。お母さんたちが子どもに気兼ねなく友達と食事やおしゃべり、ゆっくりできる場所が必要と考え、「スキップキッズ」を立ち上げた。

株式会社ママスクエア代表取締役として

ママが子どものそばで働ける、保育園でも在宅で もない新しいワーキングスペースを運営する。


My Career Path
キャリアパス


卒業後はリクルートに入社。企業採用広告の営業担当と なる。入社後の10年間で約4,000社を担当した。営業の仕事を続けたことで、「どんな会社がいい会社なのか」を学ぶことができた。継続して成長し続けている会社には、3つの条件があると考えた。
➀現金商売であること➁女性が活躍していること③世のため人のためになる仕事をしていること。<brいくら儲かっている会社でも、これらが揃っていないと、従業員が辞めていき、働き手がいなくなる。その後、人事異動で事業企画部へ。そこでは新規事業をつくる部署。社内外で新規事業実現のためプレゼンを重ねたことが、後の起業につながる良い経験となった。
ママスクエアの前身である「親子カフェ」のきっかけになったのは、自身の経験から。子育てが大変そうな奥様に「子ども達を見ているから、息抜きで映画でも観ておいでよ」と言った。2時間位で戻ってきたが、奥様はとてもスッキリしていた。その顔を見て、お母さんたちも好きな事をしたり、休む自由な自分の時間が必要だと感じた。幼児虐待や子供をとりまく問題が多い中、子どもの笑顔のためには、母親が心身ともに健全でなければという想いに駆られた。お母さんたちが子どもに気兼ねなく友達と食事やおしゃべり、ゆっくりできる場所が必要だということで最初に「スキップキッズ」という親子カフェを作った。起業当時、採用面接で育児中の主婦から感謝されたことに驚いた。中には涙を流す方もいた。世の中の会社は、小さな子供がいるお母さんは、働きたい気持ちがあるのに、「子育て中の主婦」というだけで面接すら受けさせてもらえない状況。世の中から必要とされていないのではないかと思っているお母さんがたくさんいた。採用してみると、真面目で優秀。中にはTOEIC800点を超える成績の方や、前職で重要な予算管理をまとめていた方もいた。経験や能力をより活かすことを考え、現在のママスクエアの業態に発展していった。


 

Future goals
今後の目標

「親子の笑顔のために」というのは起業当時から変わっていない。本当に必要なサービスをこれからも追及しつつ、地域、行政との連携も強化していき、よりよい世の中のためにこれからも発展していきたい。

(2019.2取材:佐藤祐一、吉原律子/動画:高木大介)

Message for you

獨協生へのメッセージ
将来「誰のために何をやりたいか?」を掴むことが大切。それを見つけるのに時間のある学生時代、社会人の若い時期(20~30代)にインプットすることを意識してほしい。40~50代ではアウトプットしていたい。その時未だインプットしているようでは遅い。
Forbesの日本長者番付でTOP10に入っている経営者3名から出資を受けた。出資を募る際には、プレゼン資料を準備して臨むが、聞かれることは皆共通してただ1つ。
『君は何をやりたいのか。』商品・サービスによって、誰をどうやって幸せにするのかを一言で語れるまでにコンセプトを突き詰められると成功に近づく。

藤代さんのインタビュー動画は獨協大学同窓会 公式チャンネルでご覧になれます。
https://youtu.be/2RmzBSL9xps

文中の記載内容はすべて取材当時のものです。