いそ虎 半ちゃん味噌

まず最初に読者諸兄にお伝えしなければいけないのは、ここでは味噌(ラーメン)の部分に触れない事である。
「ちゃん」(チャーハン)そう、あくまで「ちゃん」の部分こそが私に重要なのであって、味噌はあくまでグリコのグリコ部分でありメインではあるがメインではないのである。
メインとなるものは既に広く共有されている概念でしかなく、付随する要素にこそ物事の本質があるのだろう。
昨日ポチってしまったプリンは瓶入りだし、機械式の時計は5秒くらい見ちゃうし、スカイツリーラインという新しいネーミングを口に出すのは今のところなんとなく憚られるのである。
だがまあそんなことはどうでもよくて、「ちゃん」はどうだろう、ごはんが油に負けきらずふっくらしていた。
だがもう書いている間に「ちゃん」も重要ではない感じがしてきた、学校帰りに西日の中入店して、ご主人か鉄のお玉をカンカンと鳴らすあの感じこそ「ちゃん」の本質ではなかったか。
いそ虎は2018年に閉店してしまい、今はもう立ち寄ることはできない。
ラードを買ってきてフライパンを振ってみたが、そこにあのふっくらとカンカンはなかった。(真)

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